e-無線巡回

こんな悩みはありませんか?
熟練担当者が少なくなり、トラブルが増えてきたな。トラブルの予兆を簡単に把握して予防につなげたい。
設備を「見える化」して、予知・予兆・予防保全をしたいけど、費用はかけられない
導入する前に確認することが出来ると良いが
e-無線巡回ならまとめて解決

無線で温度と振動加速度を監視できトラブルを事前察知でき、予知保全・予防保全に役立ちます。

安価に始められる設備「見える化」システムです。

簡単に見たい設備に付けられるデモ機があります。

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1

温度と振動加速度でトラブルを事前に察知できるの?

e-無線巡回は、熟練担当者がパトロール中に行っていた聴診(音を聞く)・触診(触って温度を確認する)をデジタル化するというコンセプトで作られています。 温度と振動加速度を傾向監視することで、設備に発生した異常を検知し、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
この2つの傾向監視ですべてのトラブルを回避できるわけではありませんが、多くのトラブルの予知保全・予兆保全に貢献します。

2

なぜ、低価格で設備の見える化ができるの?

e-無線巡回は、温度と振動加速度の傾向監視に特化したシステムのため、約40万円からという低価格でのご提供を可能としています。
『「低価格」で「たくさんの」モーターを含む回転機を監視したい』という、予知・予兆保全の現場の声を形にしています。

3

実際に自社の設備で確認できるの?

e-無線巡回は、簡単に設備の見える化ができる予知・予兆保全システムです。パソコン、LANケーブル、親機、子機があれば、いつでも自社設備の状態監視を始めることができます。
パソコンを含めたデモ機もご用意しておりますので、ご希望の方はお問い合わせフォームからお申し込みください。 (お貸出しは通常2週間あたり税込11,000円を申し受けておりますが、本ホームページからのお申し込みは無償とさせていただきます。)

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1e-無線巡回ってどんなシステムなの?

e-無線巡回は、子機に接続されたセンサで温度と振動加速度を測定し、920MHz帯の無線で親機に送信するシステムです。 親機に送信されたデータを確認するには、パソコンとLANケーブルが必要になります。

e-無線巡回システム構成

2どんなことが出来るの?

・初回セットには親機1台・子機1台のほか、トレンドグラフを表示できる基本ソフトも含まれています。
パソコンとLANケーブルさえご用意いただければ、すぐに設備の見える化を実現できます。
・トレンドグラフによって傾向監視が出来るので、異常を検知し、トラブルの予防が可能です。
・設定された警報値(しきい値)を超えると、画面と音でお知らせします。
・グリスアップやオーバーホール前後のグラフで、メンテナンス効果の確認もできます。

グラフ表示

図 グラフ表示
※実際の画面は、グラフのみの表示になります。

警報画面

図 警報画面

3導入事例


<導入事例1>日本製紙 白老事業所:紙の製造・販売

導入事例「日本製紙白老事業所:親機9台・子機600台」
導入事例「提案内容:工場の各エリアに親機・子機を設置し、モーター・ポンプの振動を確認」
導入事例「導入効果:トレンドグラフの確認で不具合を確認(ワイヤー高圧シャワーポンプ電動機の軸受損傷)」。異常発生前後の振動を観測。
導入事例「導入効果:パトロールにかかる作業工程・頻度を80%削減」


<導入事例2>A社:金属溶解リサイクル業

導入事例「金属溶解リサイクル行:親機1台・子機16台」
導入事例「提案内容:工場及び集塵機建屋に親機・子機を設置。集塵機・排気ファンの振動を観測」
導入事例「導入効果:温度と加速度データの常時監視で、事務所にいながらトレンドグラフで状況の把握が可能に。」。導入2年経過で突発停止はなし。
導入事例「導入効果:年間保全費用を50%削減」
導入実績
 紙・パルプ   日本製紙・新東海製紙・日本トーカンパッケージ 
印刷 大日本印刷・TOPPAN
石灰 吉沢石灰工業
電力 東京電力エナジーパートナー・J-POWER
フィルム 東洋紡
食品 キリンビール
自動車 トヨタ車体・豊田自動織機
金属 三井金属鉱業

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e-無線巡回 開発者インタビュー

藤山部長代理

日本製紙株式会社  北海道工場  白老事業所
藤山部長代理

e-無線巡回を開発することになった経緯を教えてください

   ご存知の通り、紙パルプ産業は代表的な装置産業で、設備の安定稼働が製造効率や品質に直接関わってきます。 私たち設備部門の使命は、・・・


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e-無線巡回を開発することになった経緯を教えてください

   ご存知の通り、紙パルプ産業は代表的な装置産業で、設備の安定稼働が製造効率や品質に直接関わってきます。私たち設備部門の使命は、設備故障による生産ロス、品質ロスを限りなくゼロに近づけることにあります。そのためのメンテナンスを行う上で、機械の振動や温度の監視は日常的に行う大変重要な活動です。これまでも、オンラインで振動監視を行うシステムは既に販売されていて、工場でも幾つか導入している設備もありましたが、システム価格が高価であること、有線システムでは、電源や信号配線の工事費用が嵩むことから、コストパフォーマンスを考慮すると、最重要設備に少数しか導入ができないのが実状でした。
   そこで、安価で、配線工事不要で容易に設置できる無線式で振動と温度を監視するシステムがあれば、工場にある数千から1万点以上の設備アイテムに取付数を増加することができて便利になると考えました。
   当時、電子部品としてIC型の無線モジュールやマイコンチップは汎用品が非常に安価に入手できることを知り、これらを組合せて製作すれば、何かできるのではないかと考えて、開発を開始しました。

e-無線巡回の開発着手後は順調に進みましたか?

   2012年に構想を決定し、横展開も見込めるかも知れないということで、当社グループのエンジニアリング会社である日本製紙ユニテックに声をかけ試作機を3台製作したのが最初。その後、フィールドテストを重ねながら使える感触を確認して、2015年10月に現在の量産モデルで1000台を製作しました。順調と言えば順調かも知れませんが、そもそも我々にはこのような開発経験が無いので、比較対象が無いのも事実。個人的には、もう少し早く進められたら良かったかなと思っています。

e-無線巡回の開発で一番苦労したポイントはどこですか?

   最も苦労した点は、センサ部分の開発部分です。少し専門的な話になってしまいますが、 当初は振動センサについて圧電素子を利用した自製品を使用していました。ところが、ロングランでのフィールドテストを行うと、温度依存によるセンサ電圧の変化があることが判明。温度計を備えているので、温度補償を行うことも検討しましたが、安価な圧電素子ではバラツキがあり、容易な解決は困難と断念しました。それで市販の振動センサを使用することを検討したのですが、市販の振動センサは1個数万円と高価であること、電源についても乾電池で使用できる機器が限られており、今回のコンセプトに合う物が見つかりませんでした。
   それから、色々と情報収集を行った所、近年はIC型のワンチップセンサいわゆるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)が多く開発されていることを知り、加速度センサも高速、耐高温タイプが量産販売されており、これを組込み利用することとしました。しかし、加速度センサ出力は、静的(重力)加速度の影響を受けるため、必要とする機械振動(動的加速度)だけを抽出するように、マイコンで演算を行うよう工夫して実装しています。
   その他には、無線通信の部分でも色々と検討を重ねています。当初は市販のIC型無線モジュールを利用していましたが、工場でテス

トを行うと到達距離が想定より短いことが課題でした。無線LANと同じ2.4GHz帯で国内無許可で使用可能な最大出力の10mWでも、思ったより到達距離が伸びず、壁の陰等では近くても減衰して通信が不安定になることが判明しました。2.4GHz帯は高速通信が可能ですが、パソコンの無線LAN等でも利用されており、他機器との干渉、空きチャネルの不足もあると考えられました。そこで、数年前に国内で使用認可され始めた920MHz帯のモジュールを利用することに設計変更しました。2.4GHz帯に比較すると低速ですが電波が伝わりやすいので、通信データ量を少なくすることで、速度と到達距離の課題を克服しています。

e-無線巡回の名称はどういうコンセプトでつけたのですか?

   開発コンセプトとしての「簡易」「簡単」を表すため、Easyの「e」と、設備保全パトロールを無線を利用した機器で行うという意味合いで無線巡回。これらを合わせて、「e-無線巡回」という名称を付けました。

e-無線巡回の今後のモデルについてはどうお考えですか?

   「e-無線巡回」は、元々自分たちの欲しいモノ、いわゆるユーザ目線で開発、製作を進めてきました。今後もそこの部分はぶれないように取り組んでいくべきだと考えています。これまで設置していく中で、ユーザニーズとして要望が多いのは、高温個所で測定をしたいという話を良く聞いています。紙パでは、抄紙機のドライヤパートといって、紙を乾燥させる工程で、蒸気を通した高温のロールが数多く設置されています。機械の温度も高いですが、周辺温度も高いので、パトロールするのも大変な設備です。現モデルでは、コスト面を考慮して実現していませんが、今後、オプションとして高温仕様のセンサを製作したいと考えています。
   それから、最近多く耳にするIoTへの対応も考えていくべきと思いますし、様々なセンサを接続することで色々な用途へ活用できると思います。

最後に導入を検討される企業様向けに一言お願いします。

   「e-無線巡回」は、我々ユーザが必要最低限の機能に絞ってスリム化した製品です。診断や解析機能は、あれば便利かも知れませんが、実使用の現場では、システムだけで完結することは無く、結局最後は、担当者が現場に出向き、精密診断をして最終判断をすることになります。その部分を削ることで、コストを下げて多く設置した方が良いと考えています。もちろん、自動診断や解析が必要なところもあると思いますので、そういう設備にはそのような選択をすれば良いと考えます。要は適材適所で選択肢が拡がったと考えていただければと思います。
   お試しセットは非常に安価に提供すると聞いています。とりあえず、実機で使用して、機能と実力を確認していただくと良いと思います。使えそうと判断されたら、同じエリア内なら親機はそのままで、子機だけを追加すれば良いので簡単に拡張できると思います。ぜひご検討下さい。

e-無線巡回ご紹介

e-無線巡回導入事例

開発者インタビューと使い方

オプション販売品のご紹介

オプションソフト Open-K-eM

e-無線巡回基本ソフトには、現場の方が実務で使う十分な機能を盛り込んでいますが、更に機能を充実したソフトを別途ご用意しております。(オプション販売)
こちらは実務経験の浅い担当者や保全業務に精通していない方でもより直感的に理解しやすく、使いやすい仕様としています。
また、自動バックアップ機能も備えていますので、子機を20台以上設置する場合はこちらをおすすめします。

工場内の設備図面などの地図・図面データと連携し、異常発生箇所の特定をスムーズに行えます。
図 異常発生位置
防爆システム
「e-無線巡回 防爆システム」は石油・ガス・ガソリン・化学製品・塗料・溶剤の製造・精製プラントや取り扱う工場・倉庫・施設など、 爆発性雰囲気となる可能性のある危険場所『防爆エリア』での設置に対応したシステムです。危険度の高いZone1エリアへの設置が可能で、 爆発性ガスとして水素・アセチレンにも対応しています。200lXの低照度環境でも光発電できる自立型電源を採用しているため、 電池交換が不要です。
図 防爆システム
デジタルホワイトボード ELMO Bord
デジタルホワイトボード「ELMO Bord」を使用すれば、表示した測定値グラフの上から自由に書き込みすることが可能。 55型~86型と豊富なラインナップを取り揃えており、大画面で見やすく、タッチパネル感覚で誰でも簡単に操作できます。 画面上に書き込みしながら報告・相談・打ち合わせをすることで現場での情報共有・伝達がスムーズに行えます。
図 デジタルホワイトボード ELMO Bord

アナログ入力基板
現場にあるアナログセンサーのデータを収集できます。流量計、電流計、圧力計などの4-20mA信号を無線で取り込み可能。 1台の子機に最大8点のアナログ入力が可能です。
【機種】
電流センサー付子機
熱電対入力基板付子機
アナログ入力基板
アナログ入力基板+DC電源
図 アナログ入力基板
パトライト対応ソフト
「e-無線巡回」のアラート情報をパトライトに出力できるソフトです。パソコンとUSB接続することで、 アラート発生時に表示灯やブザーでお知らせします。 専用ソフトで、どのアクションにどのシグナルを充てるか設定できます。
【対応機種】
パトライト社USB制御積層信号灯
R6-USB
図 パトライト対応ソフト

e-無線巡回のスペック

導入費用 約40万円~

親機
電源 AC 100-240V e-無線巡回親機
無線通信※4 920MHz帯特定小電力無線(13チャンネル)
測定周期 1分、3分、5分、10分、15分、60分の選択制
通信距離※1 屋内100m程度、屋外1km程度
設置環境※3 -10℃~60℃程度
外形寸法 155.8mm×125.8mm×47mm(アンテナ部除く)
重量 250g(ACアダプタ含まず)
接続可能な子機最大数(親機1台につき) 1分周期:16台、3分周期:48台、 10分周期:160台、 60分周期:960台
子機(センサBOX)
電源 単1アルカリ乾電池×2本 e-無線巡回子機
無線通信※4 920MHz帯特定小電力無線
電池交換周期 3分周期の測定で3年程度(子機設置環境にも依存)
設置環境※3 0℃~40℃程度、屋外防水仕様(IP67相当)
外形寸法 108mm×178mm×74mm
重量 650g(単1電池含む)
子機(センサ部)
センサ IC型温度センサ/MEMS IC型3軸加速度センサ 2ユニット
ケーブル 5m(標準) 2本
外形寸法 直径22mmφ×高さ30mm M5ネジ、ネオジムマグネット付
設置環境※3 -40℃~105℃程度
子機(温度センサ部)
測定範囲 -40℃~105℃
子機(加速度センサ部)
周波数帯域 X、Y軸 2.7KHz、Z軸 600Hz
測定範囲 -16~16G
測定演算値 Peak値、RMS値、クレストファクタ値

状態確認PC(推奨スペック)
OS Windows 10、8、7(32bit、64bit)
メモリ 4GB以上
HD空き容量 250GB以上
システム最大数 ※2
親機 20台
子機 19,200台
最小機器構成/本体価格
親機1台・子機1台・基本ソフト オープン価格
※1  見通しの良い直線距離です。周辺環境により変動します。
※2  親機設置エリアが近接の場合は、親機7台/子機6,720台が最大となります。
※3  腐食性ガスのない環境に限ります。
※4  他のシステムと周波数帯が重ならないように設定してください。

e-無線巡回の代理店

社名
住所
電話番号
サポートエリア
エヌエスディ株式会社 愛知県名古屋市中区大須3-31-28 052-261-2331
全域(日本)
トラスコ中山株式会社 東京都港区新橋四丁目28番1号
トラスコ フィオリートビル7F
03-3433-9837
全域(日本)
萬世電機株式会社 東京支店 東京都千代田区内神田1-17-9 TCUビル7F 03-3219-1802
全域(日本)
日泉化学株式会社 東京支店 東京都中央区日本橋本町3-4-7 新日本橋ビル6F 03-3242-5825
全域(日本)
日泉化学株式会社 大阪支店 大阪府大阪市中央区北浜2-5-23 小寺プラザ8F 06-6227-1941
全域(日本)
荏原商事株式会社 東京都中央区日本橋茅場町三丁目9番10号
茅場町ブロードスクエア5F
03-5645-0155
全域(日本)
日新明弘テック株式会社 大阪本社 大阪府吹田市豊津町11-36 06-6338-5311
全域(日本)
日新明弘テック株式会社 東京支社 東京都台東区松が谷3-21-9 03-5827-1531
全域(日本)
株式会社ライト 東京都千代田区内神田1-12-14 03-5259-1711
関東(日本)
株式会社マコト電気 東京営業所 東京都品川区東五反田5-22-37 03-6757-1290
関東(日本)
マイサーボ株式会社 静岡県富士市伝法1484-9 0545-51-9700
静岡(日本)
萬世電機株式会社 本社 大阪市福島区福島7-15-5 06-6454-4786
関西(日本)
萬世電機株式会社 神戸支店 兵庫県神戸市兵庫区高松町2-3 078-682-1254
関西(日本)
高松帝酸株式会社 香川県高松市朝日町5-14-1 087-822-5222
四国(日本)
株式会社山産 広島支店 広島県広島市中区大手町二丁目4番1号 082-248-1281
中国(日本)
船田産業株式会社 広島県呉市海岸2-13-3 0823-21-1321
中国(日本)
株式会社守谷商会 宇部出張所 山口県宇部市松島町18-10 太陽生命宇部ビル 3階 0836-33-5551
中国(日本)
合同会社ACTIVIO 北海道江別市野幌東町3-1 011-398-9259
全域(タイ)

※ ご購入はお近くの代理店にご相談ください。

問い合わせ

0120-813961 ご質問やご相談などお気軽にお問合せ下さい
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よくあるQ&A

Q1.920MHzの無線って他のシステムとぶつからないの?

A.920MHz帯は特定小電力無線の利用機器は未だ多くはないですが、今後増加する可能性があります。通信チャンネルを適切に設定することで、干渉せずに使用することができます。

Q2.データの保存って何日分くらいできるの?

A.親機には3分周期、30日分のデータを持つことができます。それ以上のデータが蓄積されると、古い方から順番に削除されます。
データは、外部ファイル(CSV形式)に保存することができますので、定期的に保存することをおすすめします。
なお、e-無線巡回オプションソフトには自動バックアップ機能があり、5年分のデータ蓄積が可能です。

Q3.子機の電池ってどれくらいもつの?電池残量の確認ができるの?

A.単1アルカリ電池2本で、3分周期の場合でも3年の寿命となります。測定周期が長くなればそれだけ寿命も長くなります。
基本ソフトで、電池残量(電圧)の確認と残量が減ってきた場合のアラートを表示することができます。
ただし、電池は寒暖差など使用条件により上記寿命まで持たない場合もあります。

Q4.「加速度」だけでなく「速度」も測定できるの?「加速度」だけで判断できるの?

A.「速度」データは測定できません。JISの振動法でいう相対判定法となりますので、「加速度」の変化だけで、兆候を判断できます。
その後、精密診断を行い修理するかの判断が必要になります。(このシステムでは精密診断はできません。)

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